簡単に犯罪を犯す人間の環境とは?尾宗秀さん事件より
今私達日本を取り巻く問題。
犯罪が多すぎる。すれ違った唯それだけの理由で簡単に殺人をする事件の多さ。働こうとしない若い人たちの増加、生活保護という制度が働ける若人を甘いせりふで誘惑する。政治の不信、政治家の腐敗。放射能汚染、更には処分の問題が全く解決されていないにも拘らず、原発を推進しようとする政治家、政府関係者、電力会社並びに原発推進者の多勢。放射能による汚染を隠し、被害を拡販させている政府関係者諸君。目先の経済発展のことのみしか考えられなくなってしまった拝金主義者・・・でも日本人が拝金主義者であったがために日本の経済発展があった。
今まで数回に書いてきた堺市尾崎宗秀さん殺害事件。まず疑われている容疑者が西口宗宏。まだ警察から疑わしいと言うだけで、犯人断定はされていない。ここで気がついたのは、お札に家賃集めた人又は尾崎さんの唾液がついているのでは・・・と思う。よくお金を数える時、とりわけ年配の男性は、時々指をなめる癖の方がある。堺市警察署に連絡できる方がいらしたらお伝えして欲しい。
真面目に日本をそして自分たちの未来を考える時、上記に挙げた種々の問題抜きには、現在の日本を語れない。でも何でこんなになってしまったのでしょうか。年金問題ですら、60歳よりり受給であったものが最近は70歳という声まで出る始末。これから先の若い人たちがもらえないかも知れない・・・・とんでもないことです。でも今80歳前後の年金生活者の50年以上前の月給は一ケ月数千円でした。例え40年間年金を納めていてもその合計は、数十万円にもならないでしょう。それが日本人が長生きしてしまい物価が上がり、一般人の年金支給額は毎月20万円、一年に240万円として20年間支払っていれば4800万円です。国の年金基金が不足するのは当然のこと。お役人がこの単純計算を、小学生程度の算数計算を当たり前にしていれば何時か基金が不足することに気がついたはず。でもバブル絶頂期のとき、先のことは考えずに、厚生年金基金を取り崩し日本中に莫大な不要な箱物を作ってしまった。現在も年金支給額を数パーセント減額といっていますが、今年金を支払っている若い人たちの将来を十分考慮して欲しいと思う。
今の日本の混乱振りを嘆きながら凡そ30年前に書かれた梅原猛書《日常の思想》の中に、この日本の衰退と混乱を予測するかの如くの文章を見つけ、私はとても驚いている。さてこの書のなかに、子供の育て方に注意を促している。一部を抜粋すると、
『今でも私は、時々倉に入れられた夢をみる。まっ暗い倉の中で出してもらえない夢である。原因はひどく小さいことであった。ちょっとしたウソをついたとか、人のものをむやみに欲しがったことであったと思う。けれどこうした小さな過失を母は、絶対に許そうとはしなかった。母は徹底的に私の過失を責め、こらしめに倉に入れた。私は、恐怖におびえ、二度とウソをつくまいと心に誓った。その母は養母であったが、食うものも食わず、着る物も着ず私の養育に全力を注いだ。しかし道徳だけは別であった。いささかのウソも母は、決して許そうとはしなかった。(以下少々省略)私は、現代の親は道徳のためにこんなに子供を叱るかどうかを訝しく思う。現代の母親も父親と同じく子供に関して余りに寛容である。我々の道徳的バックボーンは、戦後の価値変革のために、へなへなに折れ曲がり、かえって時代の変化と共に自由に生きる功利的な知恵を発明した。こういう親に育てられる子供はどういうことになるのか。子供はおそらく親以上に道徳的確信を持たない。彼は一切の道徳を認めず、ひたすらその本能と欲望に忠実な人間となる。明治時代は、私は、科学のために宗教を否定した時代であると思う。昭和時代は、私は生産の為に道徳を否定した時代になるのではないかと思う。宗教と道徳を捨てた人間はどこへゆくのか。それは倉の中より、もっと暗い暗い闇の中でなかったら幸いである。』(梅原猛1925年生・哲学者)
この書を読むと、政治家の質の低下も、理解できぬ犯罪もなんとなく起こるべくしておきた・・・・ということかも知れない。昭和57年、著者57歳のときに書かれた書である。今の世をどんなにか嘆かれておられるであろうか。
私が子供が小さかったとき、子供を叱るのをみて、せせら笑う大人がいた。子供を叱らないで育てるのがここ数十年流行らしい。『我が家では子供を叱らないんです』等と自慢げにおっしゃる親たちも多い。また勉強以外は何でもよいと思っている親たちも。日常の道徳、生活全般に親自身が注意を払っていないのだから、子供を叱れるわけがない。ただ叱らないで子供を育てることは、自慢するべきことではないのだが。高学歴、難しい難関な試験を経て勝ち取った職を辞さねばならないような犯罪を犯す人たち。親自身の道徳観が子供に与える影響は大きい。
犯罪が多すぎる。すれ違った唯それだけの理由で簡単に殺人をする事件の多さ。働こうとしない若い人たちの増加、生活保護という制度が働ける若人を甘いせりふで誘惑する。政治の不信、政治家の腐敗。放射能汚染、更には処分の問題が全く解決されていないにも拘らず、原発を推進しようとする政治家、政府関係者、電力会社並びに原発推進者の多勢。放射能による汚染を隠し、被害を拡販させている政府関係者諸君。目先の経済発展のことのみしか考えられなくなってしまった拝金主義者・・・でも日本人が拝金主義者であったがために日本の経済発展があった。
今まで数回に書いてきた堺市尾崎宗秀さん殺害事件。まず疑われている容疑者が西口宗宏。まだ警察から疑わしいと言うだけで、犯人断定はされていない。ここで気がついたのは、お札に家賃集めた人又は尾崎さんの唾液がついているのでは・・・と思う。よくお金を数える時、とりわけ年配の男性は、時々指をなめる癖の方がある。堺市警察署に連絡できる方がいらしたらお伝えして欲しい。
真面目に日本をそして自分たちの未来を考える時、上記に挙げた種々の問題抜きには、現在の日本を語れない。でも何でこんなになってしまったのでしょうか。年金問題ですら、60歳よりり受給であったものが最近は70歳という声まで出る始末。これから先の若い人たちがもらえないかも知れない・・・・とんでもないことです。でも今80歳前後の年金生活者の50年以上前の月給は一ケ月数千円でした。例え40年間年金を納めていてもその合計は、数十万円にもならないでしょう。それが日本人が長生きしてしまい物価が上がり、一般人の年金支給額は毎月20万円、一年に240万円として20年間支払っていれば4800万円です。国の年金基金が不足するのは当然のこと。お役人がこの単純計算を、小学生程度の算数計算を当たり前にしていれば何時か基金が不足することに気がついたはず。でもバブル絶頂期のとき、先のことは考えずに、厚生年金基金を取り崩し日本中に莫大な不要な箱物を作ってしまった。現在も年金支給額を数パーセント減額といっていますが、今年金を支払っている若い人たちの将来を十分考慮して欲しいと思う。
今の日本の混乱振りを嘆きながら凡そ30年前に書かれた梅原猛書《日常の思想》の中に、この日本の衰退と混乱を予測するかの如くの文章を見つけ、私はとても驚いている。さてこの書のなかに、子供の育て方に注意を促している。一部を抜粋すると、
『今でも私は、時々倉に入れられた夢をみる。まっ暗い倉の中で出してもらえない夢である。原因はひどく小さいことであった。ちょっとしたウソをついたとか、人のものをむやみに欲しがったことであったと思う。けれどこうした小さな過失を母は、絶対に許そうとはしなかった。母は徹底的に私の過失を責め、こらしめに倉に入れた。私は、恐怖におびえ、二度とウソをつくまいと心に誓った。その母は養母であったが、食うものも食わず、着る物も着ず私の養育に全力を注いだ。しかし道徳だけは別であった。いささかのウソも母は、決して許そうとはしなかった。(以下少々省略)私は、現代の親は道徳のためにこんなに子供を叱るかどうかを訝しく思う。現代の母親も父親と同じく子供に関して余りに寛容である。我々の道徳的バックボーンは、戦後の価値変革のために、へなへなに折れ曲がり、かえって時代の変化と共に自由に生きる功利的な知恵を発明した。こういう親に育てられる子供はどういうことになるのか。子供はおそらく親以上に道徳的確信を持たない。彼は一切の道徳を認めず、ひたすらその本能と欲望に忠実な人間となる。明治時代は、私は、科学のために宗教を否定した時代であると思う。昭和時代は、私は生産の為に道徳を否定した時代になるのではないかと思う。宗教と道徳を捨てた人間はどこへゆくのか。それは倉の中より、もっと暗い暗い闇の中でなかったら幸いである。』(梅原猛1925年生・哲学者)
この書を読むと、政治家の質の低下も、理解できぬ犯罪もなんとなく起こるべくしておきた・・・・ということかも知れない。昭和57年、著者57歳のときに書かれた書である。今の世をどんなにか嘆かれておられるであろうか。
私が子供が小さかったとき、子供を叱るのをみて、せせら笑う大人がいた。子供を叱らないで育てるのがここ数十年流行らしい。『我が家では子供を叱らないんです』等と自慢げにおっしゃる親たちも多い。また勉強以外は何でもよいと思っている親たちも。日常の道徳、生活全般に親自身が注意を払っていないのだから、子供を叱れるわけがない。ただ叱らないで子供を育てることは、自慢するべきことではないのだが。高学歴、難しい難関な試験を経て勝ち取った職を辞さねばならないような犯罪を犯す人たち。親自身の道徳観が子供に与える影響は大きい。
カテゴリ
最近の記事
脳死問題是非・・・・・続・・・・・ (4/10)
人の死とは・・・続・・・・ (4/9)
脳死と臓器移植について (4/8)
貴方の人生・こうならないために (3/31)
一日たったの150円の援助で受ける心の安らぎ (3/29)
ブータン国王『経験をつんで心の竜を大きく』 (3/23)
タイ人女性に懲りない日本人男性 (3/22)
『ただ飲みただ食いは美味しい』という方達へ (3/16)
癌が悪化してしまった友人に対して (3/14)
夢が現実に その③ (3/11)
過去記事
最近のコメント
しもじ / 徳原マイケルさん『「本物の・・・
トライさん / 子供用冬物衣類プレゼントし・・・
ウホウホーン / 宗秀さんと宗宏さん。二人の・・・
加藤隆三 / 動乱の時代富豪になった人の・・・
とよ / 家賃を現金で集める大家さん・・・
アクセスカウンタ
QRコード

ブログ内検索
インフォメーション
読者登録