マラウイ共和国TV取材で 躾と作法を思う

外国人と知り合ってみて彼ら日本をどう見ているのだろう・・・・と。思ってもお互いの教養と生活レベルと知識と大きく異なる生活パターン。少ない時間帯で多くを知り得る事は中々難しい。そんな中でSBCTV『アフリカ大陸の南東部に位置するマラウイ共和国唯一のテレビ局MBCが日本を初めて取材』(これは8月にテレビ大阪で放映)

始めに日本人スタッフがアフリカ南東の小さな国マラウイで道行く人に『日本知っている?』知っている。小さい島国、工業が発達、日本車有名、東京首都』日本食について『生の魚食べる!なんて無理!』中にはとんでもない返答!「侍スパゲティ”」「ブルース・リー」

どんな魚でも全て少量の油で揚げた「チャンボ」とトウモロコシの粉で作るパンのようなものが主食のお国の方達。日本の魚事情を見る為、まず築地で取材開始。マラウイ一番のTV司会者、カメラマンらスタッフ4人が築地へ。先ず日本漁業について説明。日本には漁場が2千以上ある。その15%以上は築地市場で取引される。先ずたこを見て『これ生で食べる?素手で触っていい?』と店の人の許可を得て触ったスタッフの仲間に『大丈夫?気持ち悪くない?』なにやら日本人から見るとたこ触って・・・何か蛇でも触ってしまったような騒ぎ!

梅干何かわかる?・・・・と一口口にした女性アナトーコさん。気に入ったよう。二つも食べて『後はわたし様に残しておいて』。主役の司会者テインプンザには梅干はお口に合わなかった模様。「斉藤」ご主人の好意で大きなトロとブリの刺身。最初は気持ち悪そうに眺めていた彼ら。食した感想は、『日本の刺身は、醤油を掛けると、調理した料理になる!』とお褒めの言葉。

色々取材されたようだが実際マラウイで放映されたのは、浅草の鰻や『色川』『焼いているところを見てみたい・・・』とお店に行ったものの長い列。トーコさん『私達も並ばなくては』と一時間列になって。焼くところ見せて…のお願いにご主人、スタッフさん全員用に焼き始めてしまった。女性トーコさん『口に合わずに残してしまったらどうしよう・・・』と注文してないのに出されたうな重を前に少々不安そうな様子。『残したら悪いから・・・・』店の主人との会話『何年やっているの』150年。『ええ!』ご主人俺いくつに見える?に『50才かな60才?』

さて心配されたうな重のお味の感想は『行列が出来ている意味がわかった。待っている価値がある』ご主人はトーコさんが『これ食べると強くなれるのよね?』に『そうだよ。Buautiful womanだよ・・』なんて返していました。

楽しい番組でしたが、私がリトアニア38歳女性をレストランに度々案内した時、自分で『サラダ』と注文しながら出された立派なサラダをお箸でつつき掻き回し食べずに。その礼儀無さ、失礼さに随分腹が立ったものでした。リトアニアでは学校の教師でありながら、だったら注文しなければ良いのにと幾度も思ったものです。度々そんな目にあい私が悟った事は、彼女半ば拒食症に近い状態で夜食以外は殆ど口にしないと。反面チョコレート、ケーキ、ムースなどはそれこそ太る食品でありながら好きなだけ食べる。詰る所、お行儀としつけがなされていないお嬢さん。『国が違うとそんなものなの?食べれなかったら注文するな!』という私の怒りは、アフリカのマラウイのトーコさんの鰻や『色川』さんでの発言とつい比較し思い出してしまいました。



  


ナイジェリア風恋人作り方教えます・・セミナー 開催

英語教師Nさんから、Cとは違う真面目なナイジェリア人がいる。彼は、人格も思想もCなんかとは全く違って、尊敬できるナイジェリア人なので、一度あって欲しいと。Cとほぼ同年齢であり既に関西の某私立大学の工学関係の講師であった。

適度に英語を話しながら、世界を旅している彼らの会話は楽しく、私は親のような立場でお仲間になり楽しい一時であった。NさんはEとは長い付き合いで、学問熱心、サッカー選手Cより人格も一段上・・といって連れて来た。Eによると母国に帰国した際には、母校の大学の教授の席が待っているということだ。

一度目は、我が家で集まった。その後一月も過ぎた頃、Eが又遊びに来ると電話があった。当地に来てまず我が家に集合し、軽くお茶を飲みおしゃべりし、EとNさんを伴って外で会食した。会話は楽しく弾み、その夜も遅く別れ際、まずEの宿泊宅へ送り届け、それから、Nさんは私宅に駐車した自家用車で彼女の自宅に帰る予定であった。

Eは宿泊宅で、車からおりてポケットに手を入れ鍵がないという。多分私の家でお茶を飲んだ際に置いてきてしまったから、私宅に戻りたいという。またもナイジェリア人青年よ!ミエミエではないか。Nさんと目で合図し、今日Nさんは、私宅に泊まると暗に示唆した。

      

<Eよ君のプランは、見え透いているよ!>鍵を探しなさい!何度も命令した。『鍵はどこかにあるはず。探しなさい』私達は寒い冬の夜、こんこんと降り注ぐ雪の下に彼を立たせ、私達は車内で『鍵があった・・・』というまで待ち続けた。外は、真っ暗闇で黒いオーバーを着たEの黒い顔も闇に消え、目と歯だけが真っ白なEは、雪が肩に頭に降り積もる中、何時までも鍵を探す振りをしていた。何時までたっても私達はそのままにさせたので、仕方なく『ああ、あったよ』と。

最初からあったでしょ。彼らの誘い方は、巧妙である。しかし恋多いナイジェリア男性よ、日本の男性に、『恋人作り方教えます』セミナーでもオープンしたらどうだろうか。日本人には無い恋人つくりに天才なる才能豊かなナイジェリア青年。私は恋人には望まないが、友人としたら楽しいナイジェリア青年たち。こちらさえしっかりしていれば、なんら怖いものでも無く不愉快なものでもないユーモアたっぷり。こちらにそのつもりが全くないにも拘わらず、余りにも積極的なナイジェリア青年には懲り懲りしたが。  


塗ってマッサージすると即元気になるクリームって?

ナイジェリア人が日本に来ていた理由。それは、ユニセフの下2年間外国で労働すると何らかの国からの資格が与えられるというものであった。元サッカー選手Cは、私に対して夜ドライブに誘っただけではすまなかった。ある日Nさん(アパートに居住している英語教師の若い女性)から電話が。

今Cから電話があって『疲れていないか、肩張っていないか』と。誰だって一日働いていると、どこかは疲れている。そうしたら『塗ってマッサージするとすぐ元気になるクリームがあるから、今からアパートに行く』と。私は『貴方にCを紹介したのは、私。もし間違いあれば私の責任。だから、絶対アパートに入れてはいけない。万一入れてしまったら、先は見えているから』その夜は、何度も電話がかかったようだ。

『僕の言うこと本当だから、僕のマッサージ受けてみて。クリーム塗ってみて。試して見れば、僕が嘘言ってないの判るから』だそうです。本当に抜け目無いナイジェリア青年達。後日、あれやこれやで私達も物騒なナイジェリア青年Cから遠ざかっていた。

忘れた頃にNさんからニュースが入った。どなたか日本人の女性がCと結婚するということでお付き合いしていたが、東京に行ったきり、Cは消えてしまったと。アパートも空室であったそうな。どうも国に帰ってしまったらしい。彼女は、全く結婚するつもりだったらしいと。

昔週刊誌に掲載されたナイジェリアに関する詐欺事件とは、ナイジェリア国家の役人と称する団体からテレビを数百台購入するので見本として幾つか送って欲しいとFAXが入り、幾つかの企業が数台ずつ送ったらその後の連絡が取れなくなっていた。もう一つは、OO埋蔵金を融資する。希望する場合は、証拠金として△△に◎百万円を送金せよ・・・・というようなもの。日本では、銀行から融資が受けられないような困窮状態の企業が引っ掛った様だ。

ナイジェリアの国の役人と言ってくるらしい。最近日本で良くある振り込め詐欺の先頭を切ったということだろう。悪知恵が発達しているというもの。私がナイジェリアを怪しいと思ったのは、彼らを知ってから。それまでは、ナイジェリアの事はニュースにも週刊誌にも掲載された事はなかったと思う。

知人が、『日本人は白人ばかり大事にする。アジア人も黒人も皆日本に来ている以上お互いに外交官と同じ。親しく付き合い助け合って初めて国と国との信頼が築ける。ましてやナイジェリアなんてあんな遠いところからきたのだから』とお互いに同調しての民間外交の真似事でした。彼は、別のナイジェリア青年を家に招待してラーメンをご馳走し、日本文化ではこうやって『ズズツ』と音を立てて食べるんだ・・・・なんてやったようです。彼らはそう並べて頭の回転も速く、口も達者。でも女性に関しては悪知恵一杯でした。私達は引っ掛ったわけでもなく、今となっては楽しい思い出ではあります。


  


魅惑的なナイジェリア青年の声音に中年女性騙される

ナイジェリアの青年が当市で働いていた。ユニセユ派遣ということで園芸会社に勤務。ロータリークラブで招待した後、後日、美術館を案内し食事に招待した。日曜日にアルバイトしたいと言う事だったので友人のやはりナイジェリア青年を伴って働きに来た。

彼、Cは、ナイジェリアでは、有名なサッカー選手だったそうだ。彼によると東京の同国人が集まる酒場などで飲んでいると顔を見知った人たちが、『何で、日本にいるの?』といって、ビールを奢ってくれ彼の周りに集まるそうだ。国では人気者だったという。

それが何で日本の園芸会社勤務なのか不思議に思ったが。国に帰ってサッカーをするのに足が弱くなってしまうというので、我家にあるトレーニング用自転車を上げると、喜んで持っていった。彼の父親は、当時の政権はイスラム派であったが、その前のキリスト教政権時代のカナダ外交官であったそうだ。祖父は石油会社を持っているとかで、あちらでは、リッチな種族のようだ。

まず、簡単にナイジェリアについて説明すると、アフリカの商業は、ほとんどナイジェリア人に握られており、それはさながら、ヨーロッパに於けるユダヤ人と同じ。だから彼らは、アフリカのユダヤ人と呼ばれている。豊富な石油生産によりGDPは高く、大学も無料でいけるのでほとんど大卒であるそうな。

既にあの当時から15年経過し、政権も代わった。彼らナイジェリア人はその後、次々と日本の週刊誌を賑した事件を覚えておられる方々もあると思うが、詐欺師が多いのだ。如何に日本人の女性をだまして付き合うか、彼女にするかと狙っていると思って間違いないと思う。

昨年、70歳近い京都の女性が、ナイジェリアの30歳前後の青年と結婚すると行って同国を訪問し、帰路の際、依頼されて日本に運んだ荷物から大量の麻薬が発見された。

今から凡そ13・4年前の夜11時も過ぎていた頃、そのCから電話があった。今からドライブに行きたいと。私は、『何バカなこと言っているの。こんな夜中にドライブするのは、恋人同士のすること。私は貴方の母親と同じ。間違っても恋人にはならないからその対象にするな』と。ナイジェリア青年は、声の響きがよく、リズム感があり、バウンドしているという表現がピッタリな声調、それが英語で話し出すと、一層よりリズム的でよりバウンドし、声だけ聞いているととてもよい気分になってきてしまう。危険だな、日本人はこの不思議な魅力に取り付かれることも多いんじゃないか・・・・用心用心。

私は、『No』を言い続けた。『私は君の母親の立場だから』とまだ28歳のナイジェリア青年と夜中にドライブ?危険危険・・・・・彼らナイジェリア人は、相対的に声音が似ている。囁かれると聞いているものは間違いなく魅了される。一所懸命口説かれるほど、電話を通して耳元で囁く声はリズムを伴って耳に残り、さながらバッググランドの中で詩を囁かれている不思議な気分。セックスアピール十分な、間違いなく魅惑の声であった。余程しっかりしていないと引っかかる可能性大である。やはり外人のなせる技だろう。

まず日本人の男性には絶対不可能なテクニックだ。あれから十数年、ナイジェリアのことも週刊誌に載ることもなくなり、彼らのことも思い出すこともなかった。京都の女性結婚するためにナイジェリアに渡航されたと。確かCもその夜、結婚を口にした。私はもちろんバカバカしくて相手にはしなかったが。引っかかってしまったのですね京都の方。多分お金も貢いだ事でしょう。挙句、麻薬を運ばされたなんて。


  


島国日本人は単細胞で訥弁、外人にはかなわない

ロータリークラブを通して、ナイジェリアの青年達ともお付き合いをする機会があった。そう並べて言えることは、海外から遥々何かを求めて日本までいらっしゃる外人さんは、抜け目が無く雄弁である。私は彼らと会話をした時、正しくリベートとはこんなだろうといえるほど彼らは口が達者であった。

只、雄弁で口が達者であるのと賢いのは違うが、一般の日本人は押並べて彼らと比較して、訥弁といえる。日本人のようにモジモジとかもごもごは先ず絶対無い。日本人は、とかく言わなくても分ってくれると思った・・・なんて言いだしかねない。又その国の歴史事情により、そのお国らしい性格形成が感じられる。

例えばリトアニアの彼女は、お盆休みはどこかに泊りがけで招待されたかったのだと思う。大学院同級生の友達は、就職試験準備中。8月に入ると私の仕事も多忙で子供も多忙、お互いに盆休みをゆっくり・・・という状況ではなくなった。だから2週間前に彼女にあった時にも『お盆は忙しいから他の人に頼みなさい』と断り、更に一週間前にもメールではっきり『お断り』した。

ところがである。8月13日朝『何で私が、遊びに行ってはいけないの』『遊びに行ってはいけない理由を言って下さい』これをきちんと説明しているのに何度も何度も繰返した。その間20分間。まあ、どっちでもよいと思っていると、根気負けして『ではいらっしゃい』となるのだろう。

又は、私の立場の方が低ければどんな無理をしても泊りがけで招待せざるを得ないのだろう。私は、怒って電話を切りたいのと怒鳴りたいのを我慢して同じことをいい続けた。電話を切った時には、疲労と怒りでやるせない心境であった。彼女の声は、小さく低く押し殺した声音でゆっくりと、これはこれで命令調で不気味な存在であった。

これが男性で目前にいたなら『同じこと何度言えばわかる!』といいながら、手が出るかもしれない。欲しいものの前では、3歳時のように体を捩じらせて甘えて見せて、ソレが駄目なら脅しでくる。彼女が弱い立場の生徒たちに、こんな言い方で何かを命令していると想像するだけで怖くなる。外人と言うのは、もちろん人の良い人も多いだろうが、想像不可能な幅の広い人間像があると思わないといけない。

彼女の私に採ったやり方は、ソ連共産党が採った手段である。共産国家(又は社会主義)では、共産党員は、自分の目的は、どんなことでも従わせる。例えそれが不合理であっても。リトアニアの人はソ連の恐怖に長いこと怯え抵抗し、決して許してはいない。しかし反面、彼女に限って言えば、自分の目的のためには、ソ連共産党員の手法を知らず知らず模倣していることになる。怒鳴ったり泣き叫ばれたりされるより、静かに抑えた声で繰り返し繰り返し同じ事を言われる不気味さは、日本という人柄が単純で島国のため刺激のない国で生まれ育った私には、言い知れぬ不思議な不気味さを感じたものだ。
  


金髪女性のおねだり法

やはり金髪娘は、私たち日本人とは違う・・・というのは見た目ばかりでない。コミニュケーションの方法が大きく異なる。奨学生の彼女が、ククネクネ・スリスリ、ウインクなら、誰でもその気だと思うでしょう。

私は、ここがポイントだとおもうのですが、欲しいものを甘えてゲットする手段であって、それ以上への深入りは全く気がないのだと見ている。男性なら、その気ありと思い込んで、プレゼント。挙句、ここまでとストップがかけられると、さんざ貢がせておいて・・・と日本人なら誰しも思うではないか。

あちらから見ると、欲しいものの前では、クネクネ、スリスリして見せるもの、欲しいものは何時もこうやって手に入れるのかも知れない。彼らは、親戚同士何かあるとよくと家に集まる。親戚の集まりでも、おばさんのバッグ、従姉妹のスカーフこうやって欲しいと意思表示をして手に入れるのかも知れない。但し、私の好意的錯覚かもしれないと付け加えさせて頂く。

でも私たち日本人には、この意思表示が、いやらしくどう見ても誘惑にしか見えない。私にその様な態度をするということで、私は、おねだりの意思表示と解釈したわけだ。でも日本人の男性ならそうはとらないでしょう。勘違いしてプレゼントなりするでしょう、期待をこめて。

でその後、その気がないと判った時、殴るとか平手打ちとか・・・・・・確か市橋容疑者は、平手打ちだった。殺されたイギリス女性リンゼイ・ アン・ ホーカーさんの写真で見る表情とリトアニアの彼女のそれはとても似ている。がそのクネクネ・スリスリが日本人に与える印象は、私達日本人なら皆同じ受け取り方をすると思う。40歳近い彼女が、私に甘えれば、何でもゲット出来るという嫌らしさは頂けないが。5歳児ならとも角、こんな年齢の女性にクネクネされて、気持ち悪いと思うほうが自然な感情である。
そこが生い立ちの違いであろうか。

    殺されたリンゼイ・アン・ホーカーさん


  


教師の給料と労働時間

日本では昨今、公務員の給料が多すぎると言われています。

リトアニアの教師の地位が低いのは給料が低いことが原因か、まったく別の問題なのか余りにRNさんが『お金な~ィ・お給料ひく~ィ』と言うので考えてみました。

日本では教師は朝8:30~夜6:00までが凡その勤務時間でしょう。場合により会議などでもっと遅くなることも多々あると思います。リトアニアは3:00PMまでとのことです。

彼女の場合英語専攻なのでアルバイトで家庭教師ができ、3:00以降はアルバイトをするとか。アルバイトを含めた時間が日本の教師と同じ労働時間になります。教師だけだと一ヶ月6万円位(位としか言えないのは円の価値によるわけで、円が強いほど
ドル、ユーロ、リタス(リトアニア貨幣)の価値が下がる訳です。税金は一律国税地方税合わせて33%、手取りで凡そ4万円。アルバイトは税金掛からず4万円で合計手取り8万円。

ちなみに、彼女が一般の課目の教師であったならば、一日6時間労働で、収入手取りは4万円となります。男女の賃金差はないそうです。但し、教師の給料が低いためかほとんどの教師は女性ばかりとのこと。

只、レストランの食事のお値段を見ると日本と余り変わりなくスープに付合せライス位で800円位。日本は教師の給料が高い・・・という彼女のため息が聞えるようです。当然といえば当然ですよね。

国別       労働時間        月給      税引後
リトアニア    6時間          6万円      4万円
アルバイト兼務  9時間        10万円      8万円
日本       9時間          40万円     32万円
(但し、日本の教師の労働時間はもっと多い人も少ない人も色々だと思いますが。日本での収入は彼女の年齢に相応した
収入と手取りは共済年金・税金差引後を推定したものです)

よそ様から引用ですが
日本の国家公務員の平均年収は662.7万円、地方公務員の平均年収は728.2万円。民間の平均年収に比べるとずいぶんたくさんもらっていますね。主要先進国と比較してみると 

公務員の平均年収はドイツ 355万円、イギリス 410万円、カナダ 320万円、フランス 310万円、アメリカ340万円になります。国によって公務員の仕事の違いがありますが、それでも日本の公務員の平均年収はほかの国々よりほぼ2倍とは多すぎですね。

日本は公務員の数が少ないといわれております。また日本人特有の残業が多いという理由もありますが、手当ての種類が民間に比べて圧倒的に多いというのも理由のひとつでしょうということだそうです。


日本は不景気にも拘らず議員報酬公務員給料は大きな減額はないので、最近は問題提起する政党も出ても納得です。  


リトアニアからの留学生

今日、3月4日は所属している須坂RCの例会がありまして、当クラブで支援している米山奨学生RNさんの最後の例会出席となりました。

月一回のクラブ出席でもRNさんは中々発言も無く『お金は大事に使わせて頂きます』と言うばかり。倹約家の彼女が浪費するはずも無く、もうちょっと何かあるでしょ?と言いたくても中々頑固で須坂のメンバーに心を開きません。女性の私には、甘えるし結構遠慮している様な振りをしながら好きなことを言っているのですが。

で最後の挨拶くらい色々言わせようと
1:日本の4年間の勉学生活の中で日本とリトアニアの違い?
2:日本で学んだ4年間はリトアニアに帰ってどの様に生かすか?
3:日本にいて日本及び日本人の良いところと悪いところを。

の質問に対して発表するようにお願いしました。

彼女なりにきちんと丁寧に答えてくれましたが、彼女のお話の中で特に印象に残ったことは日本は学校の先生は尊敬されている。私の国リトアニアでは、先生の地位は低くどちらかと言うとバカにされることが多い。それは悲しい。日本の良い事と悪いことと言われても良い事よい人ばかりで悪いことは何にもない。

《金髪でいつもニコニコしている彼女は可愛く、日本人で虐める人はいないでしょう。いるとしたら彼女に厳しいこという私くらいです。》

私には『何時も私のこと心配してくれて、困ったことあると必ず助けて頂き、本当に感謝しています・・・・』と言うことで感謝の花束を頂きました。

リトアニア人の選んだお花は日本人が選ぶお花と色合いも違ってとってもきれいで、私としては感謝の言葉だけでなくとても嬉しかったです。

私がみたリトアニア人と日本人の大きな違いは、日本人は比較出来ないほど真面目だということ。すなわち、私から見ると彼女の行動は、ちょっとそれは無いでしょ・・・の連続でした。

どうして、この日本で日本人のように出来ないのかな?と何度不満に思ったかしれません。旧ソヴィエトに圧制された元社会主義国、現在の自由主義体制になって20年の浅い歴史の中で、真面目にの意味合いが大きく違うのでしょうか。


先生を尊敬できないとは、子供にとって不幸な事だと思います。日本は公務員として教師の給料は、世界的にも高い国ですが、教師はやはりそうあるべきと思いました。日本の豊かさは彼女にとって良かったのかどうか。リトアニアの貧困は日本と比してなるものではなく、凡そ4年の日本での生活とあちらでの生活はそのギャップの大きさに慣れるまで大変な労苦が要るでしょう。


















RNさんから頂いたお花です。