目の前のチャンス。どう捉えるかも貴方次第。
当社所有の不動産を購入する方が父親を伴って当社を再訪された。何しろそのお父様は10年程前に購入された宅地が、その至近距離内にありながら、今回娘さんが購入予定の当社所有宅地の3.5倍の価格だったとか。そんなにお安いのは『もしや自殺とかあった土地なのでは・・・・』と心配少々、あとはお値打ちな価額の物件を見つけた娘さんご夫婦の喜び気分の共有であろうか。
それにもまして10年程の間にこんなに値が下がってしまうものか・・・と公務員であられるそのお父上は吃驚されていた。これは我社の努力価格であって、近隣の物件と比較しても破格なお安い値段ではある。
私が不動産業に携わって二十数年が経過しているが、この間に何とかお取引を進展させたいと、売主の方には極力お高い値段を提示する様に努力している。最近では大型電気店などで、これらを『努力価格』などといわれているが、不動産業は購入して宅地開発ともなると、購入価格は、数千万円以上からスタートする。土木工事、上下水道工事、測量などでどれも数十万円から数千万円。業者によると、倍の見積書が提示されたりする。出来る限り、良い工事をお安く出来るように努力し、売却価格を低くする事が、努力価格であり、又人様より良い物件をお値打ちに提供することが、努力価格の功績であろう。
過去を思い出してみると女性≪その家の主婦≫が、『お父さん、この価格で買って下さる方はこれから二度と現れないですよ。私は親にチャンスは一生に一度。その運を逃がさないようにと言われました。だから、今回がその一生に一度のチャンスだと思うよ』などとおっしゃって主婦の肩入れで決まった話は多い。そのチャンスを逃がさず、上手く買ったり,売ったり、貸したりである。
今、パソコンをたたく私の膝の上にいる猫ププちゃん。今から10年前の雪吹雪の夜、アパートへ用事に行った私の足に抱きついて離れなかった捨て猫。どうもアパートの中の子供が隠れて餌をあげていたらしい。雪吹雪の中、車に乗ろうとする私の足に抱きつき放しても放しても又抱きつく。このまま車を走らせるとひき殺す恐れもある。その顔も判らぬ手の平に載るほどの野良猫を、私は飼う意思も無く、仕方なく車の助手席の足元に放り込んだ。
既に辺りは真っ暗闇で強い風と雪が音を立てて吹きすさんでいる。自宅に戻り、主のいない犬小屋に放り投げ仕事に出てしまった。夜遅く帰宅して、『いなければ良いけれど』との私の期待は外れ、その寒い古い犬小屋で私の帰宅を待っていた。
仕方なく暖かい食事を与え、子猫はお腹いっぱいになると大きさは3倍に成った。諦めて猫を室内に入れ、熱めのお湯で体を洗ったが、氷同然のその小さい体は、お湯の中でゴシゴシと洗剤で汚れを落とし、人並みの体温になるのに40分も費やされた。長年の野外生活で耳ダニとお腹の中にはギョウチュウとで、医者通いも度々、痛い注射も幾度か。
今では、理解ある飼い主の下、平穏で、幸せに、それこそ十分に甘えて、可愛がられて幸せ一杯の毎日である。このププちゃんにとって、あの時が、勝負時、一生に一度のチャンス。あの時必死で命乞いをしなかったなら、多分空腹と寒さであの雪吹雪の中死んでいたと思う。
チャンスはそう度々あるわけでは無い。我が家のププちゃんは、チャンスを逃がさず、必死で生き様とした結果、幸せを自分で勝ち取った。私は彼(確か英語では犬はhe,猫はshiであったと記憶するが、ププちゃんはオスであるので)を見ながら、チャンスを見逃さない自分で有りたいと、常々自分に言い聞かせている。ププちゃんが助けられたばかりでは無い。この一際人懐こい猫は、私にも至極の幸せな憩いのひと時を齎せてくれている。
チャンスは何処に転がっているか判らない。チャンスは、今あなた自身の目の前に転がっているかもしれないのだ。でも最後に一言。チャンスと悪の誘いはある点で似ている。これらの区別を間違えると徳原マイケル ウイリアムさんの様な結末に陥る。チャンスをどう捉えるかも貴方次第ではある。
それにもまして10年程の間にこんなに値が下がってしまうものか・・・と公務員であられるそのお父上は吃驚されていた。これは我社の努力価格であって、近隣の物件と比較しても破格なお安い値段ではある。
私が不動産業に携わって二十数年が経過しているが、この間に何とかお取引を進展させたいと、売主の方には極力お高い値段を提示する様に努力している。最近では大型電気店などで、これらを『努力価格』などといわれているが、不動産業は購入して宅地開発ともなると、購入価格は、数千万円以上からスタートする。土木工事、上下水道工事、測量などでどれも数十万円から数千万円。業者によると、倍の見積書が提示されたりする。出来る限り、良い工事をお安く出来るように努力し、売却価格を低くする事が、努力価格であり、又人様より良い物件をお値打ちに提供することが、努力価格の功績であろう。
過去を思い出してみると女性≪その家の主婦≫が、『お父さん、この価格で買って下さる方はこれから二度と現れないですよ。私は親にチャンスは一生に一度。その運を逃がさないようにと言われました。だから、今回がその一生に一度のチャンスだと思うよ』などとおっしゃって主婦の肩入れで決まった話は多い。そのチャンスを逃がさず、上手く買ったり,売ったり、貸したりである。
今、パソコンをたたく私の膝の上にいる猫ププちゃん。今から10年前の雪吹雪の夜、アパートへ用事に行った私の足に抱きついて離れなかった捨て猫。どうもアパートの中の子供が隠れて餌をあげていたらしい。雪吹雪の中、車に乗ろうとする私の足に抱きつき放しても放しても又抱きつく。このまま車を走らせるとひき殺す恐れもある。その顔も判らぬ手の平に載るほどの野良猫を、私は飼う意思も無く、仕方なく車の助手席の足元に放り込んだ。
既に辺りは真っ暗闇で強い風と雪が音を立てて吹きすさんでいる。自宅に戻り、主のいない犬小屋に放り投げ仕事に出てしまった。夜遅く帰宅して、『いなければ良いけれど』との私の期待は外れ、その寒い古い犬小屋で私の帰宅を待っていた。
仕方なく暖かい食事を与え、子猫はお腹いっぱいになると大きさは3倍に成った。諦めて猫を室内に入れ、熱めのお湯で体を洗ったが、氷同然のその小さい体は、お湯の中でゴシゴシと洗剤で汚れを落とし、人並みの体温になるのに40分も費やされた。長年の野外生活で耳ダニとお腹の中にはギョウチュウとで、医者通いも度々、痛い注射も幾度か。
今では、理解ある飼い主の下、平穏で、幸せに、それこそ十分に甘えて、可愛がられて幸せ一杯の毎日である。このププちゃんにとって、あの時が、勝負時、一生に一度のチャンス。あの時必死で命乞いをしなかったなら、多分空腹と寒さであの雪吹雪の中死んでいたと思う。
チャンスはそう度々あるわけでは無い。我が家のププちゃんは、チャンスを逃がさず、必死で生き様とした結果、幸せを自分で勝ち取った。私は彼(確か英語では犬はhe,猫はshiであったと記憶するが、ププちゃんはオスであるので)を見ながら、チャンスを見逃さない自分で有りたいと、常々自分に言い聞かせている。ププちゃんが助けられたばかりでは無い。この一際人懐こい猫は、私にも至極の幸せな憩いのひと時を齎せてくれている。
チャンスは何処に転がっているか判らない。チャンスは、今あなた自身の目の前に転がっているかもしれないのだ。でも最後に一言。チャンスと悪の誘いはある点で似ている。これらの区別を間違えると徳原マイケル ウイリアムさんの様な結末に陥る。チャンスをどう捉えるかも貴方次第ではある。
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