努力ばかりでは解決しないDNAの問題

最近叔母のお通やでの従姉妹たちとの会話の最中に、一人の従姉妹の様子がちょっと変と私が言い出し、彼女の帰宅後に、体、特に首と肩辺りが硬直して動きが鈍そうなので、≪パーキンソン≫ではないか・・・・と医者に行くよう勧めた。しかし本人もその連れ合いさんも全く病気とは思っていないとのお返事。

結局家に帰り、再度ネットなどで調べてみると、疑いは一層つのり、一刻も早く医者に見せたほうが良いよ・・・・と電話で行くべき医者の専門部門も教えて、さて一週間経過したので、結果はどうなったか電話をかけてみた。≪本人が、病気では無いと言張っていて、未だ医者に行っていない≫そうである。

その病疑わしき従姉妹について、お姉様になる方と話した中で、病状疑わしき彼女もお亡くなりになられた彼女の一人娘さんも、母子揃って中学時代の学業成績は、十数クラスあるマンモス中学で何時も学年一番で、常時市内で片手に入る成績だったと言うことであった。クラスで一番はまあ各クラスに一人はいるから大したことは無いが、学年で常に一番は大変な事。ましては市内で何時も片手に入る成績は中々出来ない。

ところが母子共揃って、几帳面で融通利かない性質と言う事で、其の性質ゆえに、成長してから又問題が色々生じて、彼らは決して幸せではなかった。

子供時代、親の言う事には中々従わず、成績も芳しくなくの方が、成長してからは大らかに世の中を上手く生きている・・・・との話の結果になった。子供時代、親の意思をよく理解し従い、学業も申し分なしの子供なんて、親にとって理想であって羨ましい限りではあったが。

私の母方も父方も同郷なので、曽祖父、曾祖母の生家まで聞き及んでおり、彼らの兄弟/姉妹まである程度は、たどる事が出来る。比較的心身ともに健康な一族とは思うが、それでも色々な特異な性格と遺伝らしきものが見受けられる。

可笑しな事に、曽祖父、曾祖母の兄弟・姉妹に出た遺伝らしき病が私達の従姉妹に出た場合もある。だから、学業成績は取分け優秀だが、融通利かない頑固な性格も遺伝だろうと話の結末は落ち着いた。

何しろ私自身に、曽祖父曽祖母は、8名存在し(これは誰でも8名である)その生家も知り得ている。其の兄弟、姉妹となると数十人になるだろう。一般論では、もう親戚とは言わず、親戚付き合いもない。でも似ていると言われる事さえあるのだから、遺伝とは恐ろしいと言うべきであろう。

私の場合曽祖父曽祖母は、1840年代以降の生まれである。彼らの兄弟・姉妹に似て変った性格であったり、特異な病気もちであったとしても普通原因を遺伝と言い切れるほど、古い先祖の事など知りえないのが一般ではある。もちろん優秀とか美醜とかも遺伝ではある。努力ばかりでは解決しないDNAの問題が常に私達の生活の根底に存在しているのだ。



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